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今回の東京では意義深い出会いがあった。
大学で同期だった女の子とワインバーに行ったんだけど、彼女の成長ぶりが素晴らしかった。
彼女は、社長さんが結構売れてる本を出している経営コンサル会社で働いていて、最近は日本各地でセミナーの他、ベトナムや韓国へも事業を進出させているらしい。
しかも聴くところによると、もともと韓国には事業展開していたわけではなく、妹が韓国に住んでいたことがきっかけで1年間猛勉強した韓国語を活かして営業した結果、韓国での仕事が舞い込むようになったとのこと。
経営コンサル会社だと周囲は地頭のいい秀才ばかりだ。その中で、自分だけの武器を身に付けることは有効な戦略だと思う。特に、語学の場合、それがコミュニケーションに直結するため、ビジネス上は非常に有力だと思う。同じサービスを提供されるなら、絶対にコミュけーションが通じた方がいいからね。信頼にもつながるし。
公共事業系の仕事をしていると、まず仕様書という要求事項が決定していて、自分の持ち味を生かす仕事や市場をいかに獲得していくかという視点を見失いがちだ。
また、マーケティングの本などでは必ず市場調査、セグメンテーションをしたのちにそのための投資を行うというサイクルが示されるが、実際問題として、中小・零細企業にそれだけの戦略を実行する認識も人材リソースも存在しないことが多い。
個々人に対し、営業から生産活動までを包括する広範な能力が期待される現代においては、会社やそこでの仕事での要求事項を満たすことを頑張るよりも、自分に見合った仕事や市場を追及することは有効であると思う。
そのためのフレームワークとして、以下の3要因による自己診断を提案したい。
[自分自身の市場を拡大する3要素]
①condition 自分のスキル、技術、経験、知識、免許や資格などの個々人の能力値に係るもの
②market conditionとマッチする市場、または在籍する企業
③action conditionとmarketの整合確認ができた後に実際に行動すること。
まず、先の例に従い、自分自身の経験や知識を整理し、どのようなconditionにあるのか整理する。もし、自分自身の能力の中で他人にはすぐにはまねできないものがあるならば、それが有効なmarketを検討する(先の例でいうと韓国)。
最後に、どのようにactionを起こせばいいのか、あるいは自分に有効なactionは起こすことができるのか。これは結構重要で、私たちは行動するとき、「走りながら考える」という言葉に象徴されるように、行動そのものが適切かということを意識しないことが多い。marketは決まったが、アプローチの仕方が分からない場合は、専門のコンサルかその業界に詳しい人へ依頼することが有効だ。これは転職において転職コンサルタントが有意義なスケジューリングをしてくれることを考えればわかりやすい。もちろん、現状を変革するactionを起こすにはそれなりのエネルギーもいるので、タイミングを見計らうのも重要だ。つまるところ、actionは、conditionとmarketの結合を実現するための有効な手立てをあらゆる手段を使って実行することだ。
このように、自身のconditionベースで考えると対応するmarketの数は増えるし、整合した時点でactionを起こせば失敗も少ない。marketは結構重要で、先の彼女の例では、思い入れある地元沖縄で営業をしたところ鳴かず飛ばずで散々な目にあっている。沖縄の経営者や中間管理職が経営戦略に興味がないためだ。彼女の場合、自身のconditionを考慮すると、沖縄よりも韓国が魅力的であったということだ。そして、韓国語ができない場合は、必ずしもこの図式は成り立たないので、conditionベースで考えることがやはり重要である。
さて、私が拝聴しているインターネット番組「マル激・トークオンデマンド」の今週のお題は、「09年、就職戦線異状あり」であった。
www.videonews.com/charged/on-demand/451460/001304.php
番組では、最近の若者のコミュニケーション能力低下が就職格差を生み出している、との論旨が展開されたが、私は賛同できない。コミュニケーション能力はすぐに身につくものではないし、それをベースとする多能かつ高度な能力(ハイパーメリトクラシー)は、私を含む6+2=8割の方々が獲得することは難しいという現実があるからだ。高度能力を非常に苦労して獲得するよりも、ブルーオーシャンへの船出を推奨したい。何でもできます、やりますは、むしろレッドオーシャンだ(宮台さんは自身の思想をプレゼンするために常見を持ち上げているが、武田さんは距離を置いて慎重だ。もちろん、コーディネーターの立場もあると思うがが、正しいと姿勢だと思う)。というか、対比のために『就活のバカヤロー』の石渡 嶺司さんも再度呼んだ方がよい)。
その流れでいくと、東京大学教授 本田由紀さんのスペシャリスト化による解決策を支持する。そして、論点はスペシャリスト化そのものではなく、他の誰かがマネできないスペシャリティを獲得するということだ。それには、就職を支援する大学や高校で、簡単にはジェネラリストにはなれないことを明確に学生・生徒へ提示し、他の誰かと違う能力を身に付けることを奨励することが必要だ(特に、高校では他人と違う個性を尊重できないわけのわからない同調圧力的空気がありますよね。あれはヨクナイ。それを引きづって社会人になってしまった人もいて、ビックリすることもある)。
番組では、スペシャリストが通用しないとの論調があったが、実際にはこれだけ流行っているIT業界でも、学歴に関わらず一定のプログラミング能力があれば採用される市場は存在する。
お互いに、互いの能力の多様性を認めそれを伸ばしていくような相互認識が重要だと思う。
p.s.
なんか酔っぱらって書いちゃったけど、長すぎるな。パネエ。
○東京事変 "丸の内サディステック"
大学で同期だった女の子とワインバーに行ったんだけど、彼女の成長ぶりが素晴らしかった。
彼女は、社長さんが結構売れてる本を出している経営コンサル会社で働いていて、最近は日本各地でセミナーの他、ベトナムや韓国へも事業を進出させているらしい。
しかも聴くところによると、もともと韓国には事業展開していたわけではなく、妹が韓国に住んでいたことがきっかけで1年間猛勉強した韓国語を活かして営業した結果、韓国での仕事が舞い込むようになったとのこと。
経営コンサル会社だと周囲は地頭のいい秀才ばかりだ。その中で、自分だけの武器を身に付けることは有効な戦略だと思う。特に、語学の場合、それがコミュニケーションに直結するため、ビジネス上は非常に有力だと思う。同じサービスを提供されるなら、絶対にコミュけーションが通じた方がいいからね。信頼にもつながるし。
公共事業系の仕事をしていると、まず仕様書という要求事項が決定していて、自分の持ち味を生かす仕事や市場をいかに獲得していくかという視点を見失いがちだ。
また、マーケティングの本などでは必ず市場調査、セグメンテーションをしたのちにそのための投資を行うというサイクルが示されるが、実際問題として、中小・零細企業にそれだけの戦略を実行する認識も人材リソースも存在しないことが多い。
個々人に対し、営業から生産活動までを包括する広範な能力が期待される現代においては、会社やそこでの仕事での要求事項を満たすことを頑張るよりも、自分に見合った仕事や市場を追及することは有効であると思う。
そのためのフレームワークとして、以下の3要因による自己診断を提案したい。
[自分自身の市場を拡大する3要素]
①condition 自分のスキル、技術、経験、知識、免許や資格などの個々人の能力値に係るもの
②market conditionとマッチする市場、または在籍する企業
③action conditionとmarketの整合確認ができた後に実際に行動すること。
まず、先の例に従い、自分自身の経験や知識を整理し、どのようなconditionにあるのか整理する。もし、自分自身の能力の中で他人にはすぐにはまねできないものがあるならば、それが有効なmarketを検討する(先の例でいうと韓国)。
最後に、どのようにactionを起こせばいいのか、あるいは自分に有効なactionは起こすことができるのか。これは結構重要で、私たちは行動するとき、「走りながら考える」という言葉に象徴されるように、行動そのものが適切かということを意識しないことが多い。marketは決まったが、アプローチの仕方が分からない場合は、専門のコンサルかその業界に詳しい人へ依頼することが有効だ。これは転職において転職コンサルタントが有意義なスケジューリングをしてくれることを考えればわかりやすい。もちろん、現状を変革するactionを起こすにはそれなりのエネルギーもいるので、タイミングを見計らうのも重要だ。つまるところ、actionは、conditionとmarketの結合を実現するための有効な手立てをあらゆる手段を使って実行することだ。
このように、自身のconditionベースで考えると対応するmarketの数は増えるし、整合した時点でactionを起こせば失敗も少ない。marketは結構重要で、先の彼女の例では、思い入れある地元沖縄で営業をしたところ鳴かず飛ばずで散々な目にあっている。沖縄の経営者や中間管理職が経営戦略に興味がないためだ。彼女の場合、自身のconditionを考慮すると、沖縄よりも韓国が魅力的であったということだ。そして、韓国語ができない場合は、必ずしもこの図式は成り立たないので、conditionベースで考えることがやはり重要である。
さて、私が拝聴しているインターネット番組「マル激・トークオンデマンド」の今週のお題は、「09年、就職戦線異状あり」であった。
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番組では、最近の若者のコミュニケーション能力低下が就職格差を生み出している、との論旨が展開されたが、私は賛同できない。コミュニケーション能力はすぐに身につくものではないし、それをベースとする多能かつ高度な能力(ハイパーメリトクラシー)は、私を含む6+2=8割の方々が獲得することは難しいという現実があるからだ。高度能力を非常に苦労して獲得するよりも、ブルーオーシャンへの船出を推奨したい。何でもできます、やりますは、むしろレッドオーシャンだ(宮台さんは自身の思想をプレゼンするために常見を持ち上げているが、武田さんは距離を置いて慎重だ。もちろん、コーディネーターの立場もあると思うがが、正しいと姿勢だと思う)。というか、対比のために『就活のバカヤロー』の石渡 嶺司さんも再度呼んだ方がよい)。
その流れでいくと、東京大学教授 本田由紀さんのスペシャリスト化による解決策を支持する。そして、論点はスペシャリスト化そのものではなく、他の誰かがマネできないスペシャリティを獲得するということだ。それには、就職を支援する大学や高校で、簡単にはジェネラリストにはなれないことを明確に学生・生徒へ提示し、他の誰かと違う能力を身に付けることを奨励することが必要だ(特に、高校では他人と違う個性を尊重できないわけのわからない同調圧力的空気がありますよね。あれはヨクナイ。それを引きづって社会人になってしまった人もいて、ビックリすることもある)。
番組では、スペシャリストが通用しないとの論調があったが、実際にはこれだけ流行っているIT業界でも、学歴に関わらず一定のプログラミング能力があれば採用される市場は存在する。
お互いに、互いの能力の多様性を認めそれを伸ばしていくような相互認識が重要だと思う。
p.s.
なんか酔っぱらって書いちゃったけど、長すぎるな。パネエ。
○東京事変 "丸の内サディステック"
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